不妊治療中に産婦人科の待合室で感じた「注意が必要な言葉」のお話
産婦人科の待合室を”気持ちよく過ごせる場所”にするために、気を付けたいと思った出来事のお話です。
産婦人科での出来事

私が、不妊治療で産婦人科に通院しているときのことです。待合室で順番を待っていると、子連れの妊婦さんが検診にやって来ました。しばらくして、暇を持て余した子供がぐずりだし、「ねぇ、まだ? まだ帰らないの?」と言いながら、お母さんの洋服の裾を引っ張っります。ここまでは、どこででも見掛ける、よくある光景でした。しかしその後、そのお母さんが大きな声で言ったのです。
「ここにいる人は皆お腹に赤ちゃんがいるんだから、静かにしなさい!」
待合室の隅にいても聞き取れるほどの声のボリューム、そして言葉の内容に、一瞬自分の心が凍りついたのを覚えています。
悪気はなくても言葉は人を傷付ける
きっと、そのお母さんも悪気はなかったでしょう。ただ”他の患者さんの迷惑にならないように注意しないと”、そんな気持ちから出た一言なのだと思います。ですが、産婦人科という場所であることを考えると、ちょっと不用心な言葉選びだったのではないかと感じたのでした。
産婦人科に通院しているのは、妊婦さんだけではありません。婦人科系の病気治療の方もいれば、不妊治療を受けている方もいます。なかには流産を知らされて涙をこらえている方、妊娠は不可能だと言われて愕然としている方、様々な女性がいるのです。
教訓
もしもこの出来事が、私が流産を知らされた直後に起こっていたなら、耐えられなかったかもしれません。そう考えると、言葉の怖さを感じてしまいます。
産婦人科の待合室は、皆が気持ちよく過ごせる場所であってほしいと願います。いつか子供を授かることが出来たら、産婦人科での会話には気を付けよう、「病院だから静かにしようね」と言おう、そんな風に思える教訓となった出来事のお話でした。
望月レモン
【訂正のお知らせ】タグを修正しました(2021.9.16)
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